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ごあいさつ

京都・祇園祭ボランティア21
会長 和田 淳司


 
葉桜から新緑の季節がまた、京都に巡ってまいりました。
毎年この美しい次期になると、東山の山並みを眺めtては、まだ来ぬ真夏の祇園祭が大変気に掛かり、今までの思い出と共に、今年はどのような祭りになるだろう? と想像を膨らませていく、楽しい季節の訪れでもあります。

 皆様方のお陰をもちまして、本年27年目のボランティア活動をスタートさせていただきます。
そして、ご存じのように昨年秋、”祇園祭”がユネスコの無形文化遺産リストへ登録され、いよいよ我々の舞台は日本から世界へと拡がって参りました。

 我々の活動が、即ち、1100年以上に渡る祇園祭という日本の伝統、文化、そして町衆の心の継承を、若者たちが心を一つにして連帯し支えていく様は、きっと日本のみならず、世界の人々の心に響き、お互いの理解、共生を促してゆく素晴らしい見本を発信できることと確信しております。

 今年もまた、皆様の勇気あるご参加をお願いし、一人一人が支える巡行が終わり、流れる汗を拭った後に拡がる清々しい気持ちは、きっとあなたのこれからの人生を豊かにしてくれる事と思います。

あなたのご参加を心よりお待ち申しております。

<平成22年4月17日>

財団法人 祇園祭山鉾連合会
理事長 深見 茂 

 
  祇園祭曳き手ボランティア21の皆さまにお手伝い頂くようになりましてより、今や四半世紀を過ぎました。
現在では三十二の山鉾のうち、実に二十一基がボランティアの皆さまによって支えられております。

 それぞれの山鉾担当者の責任者指導のもと、毎年必ずしも同じ顔ぶれでないにも関わらず、各町内の役員の方々とよく協調して、担当山鉾の伝統に溶け込んで頂いているさまは、私自身が毎回つぶさに拝見し、誠に喜ばしく感じているところであります。

 このような協調関係はボランティアの役員・スタッフのご努力により、各山鉾保存会との相互意見の調整交流がいっそう活発化するなど、いよいよ円滑緊密化してまいりました。
何卒今後とも相変わりませぬご支援、ご理解の ほどをお願い申し上げます。

 本年も祇園祭の山鉾は、「京都祇園祭の山鉾行事」が昨年9月、ユネスコ無形文化遺産リストに登録されることが政府間委員会において正式決議されたことを受け、人々のいっそうの注目を集めることになりましょう。

 「京都・祇園祭ボランティア21」の責任者の皆さま、そしてボランティアの皆さま、古い伝統の精神を新しい生命の息吹によって活性化してゆく、という無形文化遺産継承の要諦を今こそ示して頂くべき時です。

 何卒宜しくお願い申し上げます。

<平成21年4月17日>



KYOTO GIONMATSURI VOLUNTEER 21,Kyoto,JAPAN
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